APPLE社が2017年から実装を始めたiOS11では、画像フォーマットにHEICを使用しています。2018年以降、APPLE社が販売した製品には、デフォルトでHEICフォーマットが使われています。
また、iOS11にアップデートすると、自動的にカメラ、画像の保存設定が、JPGからHEICに変わってしまいます。
つまり、アップデート後にiPhoneで撮る画像は、自動的にHEICファイルで保存されてしまい、そのままの状態では、Windowsパソコンでは見られないことになります。
そこで、⇩下の記事では、iPhoneでHEIC形式ではなく、JPG形式で保存する方法を紹介しました。
【関連】 iPhoneで撮った写真をHEICではなく、JPGで保存するためのカメラ設定の変更方法
ちょっと待ってください!
ただ、この方法だけだと、iPhoneとWindowsパソコンを繋いで、写真を転送保存する際に、HEICファイルからJPGに変換されているというだけです。
つまり、カメラ設定を変えずに、そのままiPhoneで写真を撮り続けた場合、iPhone内の写真はHEICで保存され続けることになります。
そこで、カメラ設定を変更することが必要になります。
iPhoneでカメラ設定を変更する方法
iPhoneで設定を開き、カメラを選択
『カメラ』は、『ミュージック』『写真』『Game Center』と同じブロックにあります。わりと下の方まで、スクロールしないと見つからないので、注意して下さい。
設定>カメラ
カメラ設定の画面内に、『フォーマット』という選択肢がありますので、タップします。
設定>カメラ>フォーマット
カメラ撮影の下に『高効率』と『互換性優先』とあり、ここでは『互換性優先』をタップします。
注意事項に『 ファイルサイズを減らすため、写真とビデオを高効率のHEIF/HEVCフォーマットで撮影・録画します。”互換性優先”は常にJPEG/H.264を使用します』とありますが、
ここで、『高効率』を選択すると撮った写真がHEIC形式で保存されてしまいます。
『互換性優先』を選択すると撮った写真が、JPEG/H.264フォーマットで保存されるようになります。
まとめ:iPhoneで撮った写真をHEICではなく、JPGで保存するためのカメラ設定の変更方法
このカメラ設定を変更することで、この設定以降、iPhoneで撮った画像はHEICファイルではなく、画像はJPG、ビデオはH.264で保存されるようになります。
APPLE社は、ios11でHEICフォーマットを実装することにより、画像・ビデオによる容量の節約ができるようにしました。 この設定によって、iPhoneの容量はいっぱいになってしまうかもしれません。
HEICフォーマットでもJPGフォーマットでも、実際の画質の違いはそこまでないということですが、Windowsパソコンのユーザーにとっては使いづらいフォーマットであることは確かで、未だに対応していないオンラインクラウドサービス(dropboxなど)もあります。
容量がいっぱいになってしまうトラブルは困ってしまいますが、定期的にバックアップを取ったり、オンラインクラウドサービスを利用すれば、そこまで面倒な問題でもないです。バックアップ取った後は、iPhone内の画像は削除すればいいわけですし。
定期的なバックアップは忘れずに!
全自動で、オンラインクラウドサービスに画像保存する方法もあるので、便利に使って、効率よく、iPhone利用していきたいものですね。
その他の参考ページ
HEICファイルからJPGに変換するには?
すでにHEICファイルとしてWindowsパソコンに保存されている場合には、HEICからJPGに変換することが必要になってきます。
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